2025.07.11

臨床国際コミュニケーションの授業を実施 【健康医療学部 看護学科】

Xでシェア Facebookでシェア Lineでシェア

看護学科では、グローバル化する地域で活躍できるプロフェッショナルとなることを目指して、3年生になると臨床国際コミュニケーションの授業として看護英語を学びます。この日は、8人の工学部・工学研究科の留学生が患者役となり、すべてのやり取りを英語で行う「問診とバイタルサイン測定」の演習を行いました。

まずは、「What seems to be the matter today?(今日はどうされましたか)」「When did your symptoms start?(いつから症状が出ましたか)」という風に症状を聞くことから始めます。

次に、体温・脈拍・血圧・酸素飽和度といった、からだの状態を確認するための測定を行います。その際も、「Could you put this thermometer under your left arm?(この体温計を左のわきの下にはさんでください。)」「I’ m going to wrap this cuff around your right arm to check your blood pressure.(血圧を測るので右腕にカフを巻きます。)」といった説明を英語で行います。測定結果も、英語で伝えます。

ロールプレイング後には、留学生から、自分たちの接し方についてのフィードバックを受けるとともに、日本の病院を受診した時の体験談なども聞きました。

最後に留学生から、学生全体にコメントをもらいました。英語については、「間違えても構わない。堂々を話すことが大切」とアドバイスを受けました。また、「日本の病院には英語が話せる人が少ない。是非、皆さんには英語が話せる看護師になってもらい、他の医療職の橋渡しをしてほしい。」「それぞれの国の文化も理解して接してくれたらうれしい」など、貴重な意見を聞くことができました。参加した学生からも楽しかった、もっと英語を勉強したいと思った、といった声が聞かれました。

(健康医療学部看護学科 教授 嶌田 理佳)