2025.09.29

本学バイオ環境学部学生が出雲大神宮「御田祭」「抜穂祭」で「田植え」と「稲刈り」を奉納 

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今年も本学バイオ環境学部の学生が、亀岡市千歳町に鎮座する丹波国一之宮・出雲大神宮において、古式ゆかしい農耕儀礼に参加しました。 

5月17日に出雲大神宮の神饌田(しんせんでん)で行われた、御田祭(田植えの奉納)には、バイオ環境学部から6名の学生が“早乙女”として参列し、神職の祝詞奏上の後、苗を手に一株ずつ丁寧に田植えを奉納しました。 

この祭事は、五穀豊穣を祈願する宮中行事に由来し、出雲大神宮では昭和初期に一時途絶えていましたが、2014年に84年ぶりに復活した伝統行事です。

「田植え」と「稲刈り」を奉納 

そして、9月14日に抜穂祭(稲刈りの奉納)が執り行われました。7名の学生たちは、今度は“刈女(かりめ)”として鎌を手に御田祭で植えた稲を刈り取り、収穫の感謝を込めて奉納しました。刈り取られた新米は、11月の新嘗祭(にいなめさい)にて大神様に献上され、地域の人々とともに収穫を寿ぎます。 

参加した学生たちは、宮司様や氏子の方々に見守られながら、伝統的な衣装を身にまとい、緊張感の中で大役を果たしました。田植えから収穫まで一連の農耕サイクルを経験することで、自然の恵みへの感謝や地域文化の継承の大切さを体感する貴重な機会となりました。 

(バイオ環境学部教授 藤田裕之)