10月3日(金)~4日(土)に愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催された「SDGs AICHI EXPO 〜SDGs 子ども・ユースフェア〜」(主催:SDGs AICHI EXPO 実行委員会)に本学バイオ環境学部が出展しました。
このイベントは、SDGsの達成に向けた取り組みを広く紹介し、次世代に持続可能な社会づくりの重要性を伝えることを目的としています。
本学では、研究の魅力をより身近に感じてもらうため、子どもやユース世代が楽しみながら学べる企画を多数用意しました。準備段階から、専門的な内容をどうすればわかりやすく伝えられるか、教員と学生が一緒にアイデアを出し合い、試行錯誤を重ねました。




学生団体で開発!生態系を学べるプランクトンカードゲーム


本学ブースには、大人からお子さんまで多くの方に訪問いただき、環境問題や研究の背景に関心を寄せていただきました。今回の出展は、学術的な知見を社会に発信するだけでなく、学生にとっても自らの学びを伝える貴重な経験となりました。
出展者
バイオ環境学部 高澤 伸江 准教授
伊藤 樹也さん(バイオ環境研究科・博士課程後期1年)
半原 侑希乃さん(バイオ環境学部・バイオサイエンス学科4年)
喜多 麻尋さん(バイオ環境学部・環境デザイン学科4年)
中井 創太さん(バイオ環境学部・環境デザイン学科4年)

出展した教員・学生のコメント
高澤 伸江 准教授
自分たちが日々真剣に取り組んでいる研究や学びの面白さを、特定の研究分野に限らず様々な人々に対して、学生が自ら紹介する機会があればと思っていました。その思いに共感して参加を希望してくれたのが今回参加してくれた学生たちです。研究や勉強、卒論や就職活動などで準備時間が限られる中、来場者の方々に楽しんでもらえるよう、研究や学びのエッセンスが入った実験やクイズ、ゲームのアレンジ、子どもの目を惹くようなポスターなど、様々な工夫を凝らしたブースを作りあげました。
当日は、初めてのブース展示や研究発表に戸惑うことも多かったと思いますが、幅広い年齢層や立場の来場者に臨機応変に対応する姿が印象的でした。これは普段から自分の研究や学びに向き合ってきた成果が表れたものだと思います。
また、会場では他大学の取組みや行政、企業、NPO等の取組みについても触れることができ、学生にとって知見を広める貴重な機会になりました。
喜多 麻尋さん
出展を通じて多くの方と交流でき、新しい気づきが得られた充実した2日間でした。プランクトンカードゲームでは、大人から子どもまで楽しみながら生態系やミジンコについて学んでいただけたことが嬉しかったです。「こんなに水の中に微生物がいるのか!」と驚く声もあり、サークル活動で培った知識を活かせました。また、研究ポスターを見てくださった方から客観的な意見をいただき、新しい発見もありました。今後はより分かりやすい説明を心がけ、次回は今回提示できなかった研究結果も紹介したいと思います。
伊藤 樹也さん
SDGsという共通テーマのもと、多くの方と交流でき、とても有意義な時間を過ごしました。植物の再生能力に関する基礎研究が、将来の社会課題にどうつながるのかを伝える難しさと重要性を実感しました。イベント当初は専門用語を多用し、研究の背景や面白さが十分に伝わらないという反省点もありましたが、対話を重ねる中で、来場者の関心を理解し、平易な説明を心がけることの大切さを学びました。この経験を生かし、研究が社会にどう役立つかを意識しながら、今後も取り組んでいきたいと思います。
(研究連携センター)




