2024.06.11

2024年度大学院経済学研究科修士論文テーマ報告会を開催【経済学研究科】

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2024年6月8日(土)9:00より、本学京都太秦キャンパス西館W205教室にて、大学院経済学研究科修士課程2年に在籍する13名の大学院生による修士論文のテーマ報告会が行われました。この報告会は、修士論文の完成に向けた最初の報告会であり、論文のテーマと構成が最も重要な報告事項となります。

各報告者は、論文のテーマとその意義、論文の章立て、先行研究との関係、主たる研究貢献となる論点などについて資料に基づいた報告を行いました。その後、それら報告に対して経済学研究科の教員からコメントおよびアドバイスが出されました。特に、論文の完成に向けて必要不可欠な追加の作業、あるいは論理構成も含めた論文構成の必要な修正などが指摘されました。限られた時間の中で活発な質疑応答が展開され、報告者にとっては今後の修士論文完成に向けた取り組みとして多くのアイデアが得られた貴重な機会となりました。

報告者と修士論文テーマは以下の通りです。

学籍番号氏 名修士論文テーマ
2023EM01池上 博昭不法行為による損害賠償請求権の益金計上時期についての一考察 -法人の役人又は使用人による不法行為を中心に-
2023EM04吉田 尚平事業所得と雑所得の所得区分についての一考察
2023EM12井上 由樹働き方の多様化によって生じる所得課税の問題ついて -給与所得と事業所得を題材に-
2023EM02岸本 淳史公益法人等の収益事業課税の諸問題 -法的枠組みと裁判例の検証-
2023EM10林 寿昭所得分類についての考察 -業務に係る雑所得と他の所得との比較を中心として-
2023EM13林 千恵美源泉徴収制度 -時代の変遷で生じた齟齬について-
2023EM09柿谷 吉紀一時所得の所得区分の判断基準について
2023EM11山本 剛史組織再編税制の適格要件についての一考察 -基本的な考え方と近年の税制改正との整合性を踏まえて-
2023EM03髙橋 亘不確定概念と役員退職給与についての考察
2023EM08大西 サヨ後発的事由による法人税法における是正の在り方の一考察 -貸金業者による制限超過利息の返還についての裁判を中心に-
2023EM06岩﨑 麻璃亜所得税法37条1項に規定する「必要経費」算入要件についての一考察
2023EM07上羽 啓太交際費課税制度に関しての一考察
2023EM05伊吹 柾哉法人税法34条2項の「不相当に高額な部分の金額」に関する考察-役員退職給与の適正額の検討を中心として-
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(大学院経済学研究科委員 教授 久下沼仁笥)