2026.03.12

小松和彦先生による「いざなぎ流の神祭り」のシンポジウムを開催しました

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2月14日に本学 京都太秦キャンパスで、令和7年度 文化勲章を受章された、本学特別招聘客員教授の小松 和彦先生による「いざなぎ流の神祭り」をテーマにしたシンポジウムを行い、約150人の方が来場しました。当日は、小松先生が50年以上にも渡って研究を行っている高知県香美市物部町に伝わる神仏混淆(しんふつこんこう)の民間信仰「いざなぎ流」の歴史的な背景や神祭りについて解説。小松先生がこれまで幾度にもわたって実施したフィールドワークで得た知見を自身で撮影した貴重な写真や映像とともに紹介しました。特に、様々な目的に応じた祭文を「言葉の宇宙」と表現。合わせて「読み分け・取り分け・祓い分け」に細分化され、一人一流とも言われるいざなぎ流の特徴について説明しました。
小松先生によるプレゼンテーションに続いて、同じく、いざなぎ流の研究者である元大阪観光大学教授の橘 弘文氏、高知県立歴史民俗資料館 学芸員の梅野 光興氏による発表がありました。その後、本学 人文学部 歴史文化学科の手塚 恵子教授がモデレーターとなり、三者によるトークセッションを実施。それぞれの見地から、全貌の把握が困難ないざなぎ流についてさらなる深堀りを試みました。

トークセッションの様子

トークセッションの最後に小松先生は5月に発売予定の新著「いざなぎ流の研究 祭儀編」(KADOKAWA)について、「これまでの研究で知り得たいざなぎ流についての情報を余すことなく盛り込んだ本書が、今後のいざなぎ流研究のプラットフォームとなれば本望。研究を前に進めるためには、研究者は研究資料を積極的に公開していくべきと考えている」と述べました。

(広報センター)