京都先端科学大学 工学部機械電気システム工学科
社会と
つながる学びが、
社会を動かす
力になる。
企業が、社会が研究対象日本初の
「キャップストーンプログラム」
“キャップストーン”とは、ピラミッドの頂上に最後に載せる石のこと。工学部で取り組んだことの総仕上げとして、3年次と4年次に行います。これは、国内外の企業が抱えているグローバルなビジネス課題と向き合い、解決に近づくための方法を探るというもの。自分が学んでいることは、どんな社会課題にヒットするのか。これを知ることは、非常に重要なことです。企業の方々と協働しながらプロジェクトを進めていくリアルな体験は、究極のインターンシップとも言えるでしょう。
※プレ・キャップストーンプロジェクトは今後
「キーストーン」へ名称変更を予定しています。
3年前期
Choice!
課題は
50以上の企業から
機械メーカー、電機メーカー、半導体装置メーカー、化学メーカー、精密機器メーカー、分析機器メーカー、など
まずは入門編。
教員とメーカーが話し合い、
「ちょうどよい難しさの課題」を
用意します。
Think!課題発表
例えば電気自動車、ロボット、部品。部品が軽くなれば車体が軽くなり、電池の負荷が下がり稼働時間にも貢献できます。
「だけど、強度はそのままで」。さあ、あなたならこの矛盾をどう解決する?
夏期休暇
Challenge!
企業を訪問
「解決のカギは現場にあり!」 企業を訪問し、軽量化の背景や、その部品に何が求められているのか、素材は、許されるコストは…などを緻密にヒアリング。突破口のヒントをどこまで探れるか…勝負はもう始まっています。
3年後期
Research!
分析・試作
現代のモノづくりは、複合技術の掛け合わせ。素材や加工による力学的な耐久力向上だけではなく、「どう他の部品と組み合わせるか?」という工学的アプローチも重要。好きなときに使える「工房」で試作を重ねよう!
Brushup!
改良・改善
これで完成!ではありません。どんなに優れた部品でも「組み立てにくい」「環境に良くない」と、量産には不適格。他にもデザイン(意匠)や特許、寿命などさまざまな観点から「アイデアをブラッシュアップ」します。
Presentation!
発表(提案)
企業内で自分たちのアイデアを「実現」させるためには、あらゆる人の疑問や不安をすべて払拭し、「それいいね!」と思わせること。「学生だからここまで」なんて、ここでは無し。真剣勝負、だから面白い。Let’s Try!
4年前期
Choice!
高度な課題に挑戦
夏期休暇
Challenge!
企業を訪問
Think!課題設定
例えばドローン宅配便。同じエリアに複数のドローンで一気に荷物を運びたい。そんなニーズへの回答が、「同時制御で複数稼働」。でも、ぶつかって事故にならないように一定の距離を保たねば……そんなモデル構築を考え、製作に進みます。
4年後期
Research!
分析・試作
実現したい「理想」が大きければ大きいほど、技術は複合化し、複雑に。教員や企業の技術者とも相談しながら、さまざまな技術を組み合わせていきます。このときモノを言うのが「4人のチームそれぞれの専門性の掛け合わせ」。まるで企業そのものです。それでも足らなければ「外部のメーカーへ分析や試作を依頼」もOK。これまた企業そのものです。ただし、「依頼費用が予算に足りるか」も評価基準。これまた企業エンジニアの仕事、そのものです。
担当教員が細やかにフォロー
Brushup!
改良・改善
3年次同様、さまざまな観点からアイデアを磨いていきます。材料調達も部品調達も、納品検査もすべて自分たちの仕事。加工、組立、予備試験、本試験、データ収集、データ解析、結果考察、まとめ…やりがい満点です。
Presentation!
発表(提案)
発表し、修正を加え、納品して長期間のプロジェクトは完了。自分たちの提案が実際に企業の製品に採用されることも夢ではありません。
1/3 が海外出身の教員!
工学部に携わる教員21人のうち、7人が海外出身の教員。イギリス、ドイツ、イタリア、トルコ、エジプト、パキスタン、中国…さまざまな視点、さまざまな経験を教員から学ぶことができます。海外の大学出身というだけではなく、海外の企業にエンジニアとして勤めた経験を持つ教員も。
学ぶ仲間は 留学生!
2020年度の第一期生は日本人のみですが、その後200人の定員のうち、次第に留学生比率がアップ。2024年度には200人中100人の新入生が留学生に。工学部の仲間の大半が海外出身。まさに「グローバルそのもの」の環境の中で高め合うことができます。