バイオ環境学部

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環境問題 ~環境問題に取り組みたい~

環境問題に取り組みたいあなたにお勧めの学科をアドバイス!

フィールドに出て自然環境を調査・解析することで、人と共存できるような環境をマクロな視点でデザインしていくことで環境問題を解決していきたいと考えるならバイオ環境デザイン学科がお勧めです。

実際、バイオ環境デザイン学科では規定のカリキュラムを受講することによって環境再生医初級 、樹木医補、自然再生士補、地域調査士などの資格を取得し、進路としてこれらの資格を生かせる環境系の調査機関などへ就職しています。

一方で、環境汚染原因であるミクロな物質(重金属や低分子の化合物)を取り除く技術を開発することで環境問題を解決していきたいと考えるならバイオサイエンス学科がお勧めです。バイオサイエンス学科では、講義や豊富な実験を通して基礎的なバイオテクノロジー技術を学べるため、進路として、これら基礎技術を生かして、環境系の調査機関などへ就職しています。

また、農業分野から環境問題にアプローチしたいと考えるなら食農学科がお勧めです。食農学科では、作物栽培・食品加工・ものづくりを結びつけた特徴的な学びに加えて、学部横断的な環境分野の学びを取り入れることで、環境問題を意識できる人材として農業関連企業などへ就職しています。

詳しくは、環境問題に取り組んでいる学科の先生方が紹介する研究内容を読んでください!


地域おこし ~実際に社会で活動することで学びたい~

地域おこしについて学びたいあなたにお勧めの学科をアドバイス!

地域おこし、といってもいろいろなアプローチがあります。農産物や特産物の創造で役に立てたいなら、食農学科バイオサイエンス学科でしょうか。品種の改良を、丹念にその植物が持つ特性を適応させていく方法で行うなら食農学科が、目的とする遺伝子を見つけ出し、人工的に改変する方法でアプローチしたいならバイオサイエンス学科が適しています。あるいは、地域の伝統を復活させることや守っていくことで、観光や農業を通して地域に貢献するのなら、バイオ環境デザイン学科がお勧めです。地域への貢献は、自分が得意な分野でできることを考える、というのが基本です。農作物や食品に興味があるなら食農学科へ、実験が好きならバイオサイエンス学科へ、フィールドワークが好きならバイオ環境デザイン学科で学ぶと、得られた技術や知識が「地域」で活かせますよ。


健康・医療 ~健康や医療に携わることを学びたい~

健康や医療に携わりたいあなたにお勧めの学科をアドバイス!

健康や医療については、病気のメカニズムの解明や、機能性食品の開発、人を対象にした試験についてはバイオサイエンス学科ですね。これに対して、食農学科では、農作物の改良や食物の加工を通して健康に役立つ商品作りができます。就職先としては、食品関係はもとより、試薬メーカーなどの製品開発、品質管理などと言った分野に有利ですね。


食品 ~おいしいプラスαを学びたい~

おいしい食品を開発したいあなたにお勧めの学科をアドバイス!

食品の研究には2つの学科で違った取り組み方をしていて、バイオサイエンス学科では食品の持つ機能性のメカニズムに着目して、食農学科では食品加工に重点をおいて研究しています。そういう意味では、バイオサイエンス学科では試験管内での実験や動物実験が主体、食農学科では調理や加工、品質の分析といった実習が多くなりますね。就職先としては、食品関係はもとより、試薬メーカーなどの製品開発、品質管理などに進む学生が多いですね。


植物 ~植物をもっと勉強したい~

植物をもっと勉強したいあなたにお勧めの学科をアドバイス!

やっぱり、農家さんたちといろんな植物を利用して、作物作るところからはじめたいという人は、食農学科で、地域の農業をみつめなおして、ローカルな問題解決に取り組もう!植物を理解するなら、まずは分子レベルで植物のメカニズムを理解することから!という人は、バイオサイエンス学科で、遺伝子やタンパク質の挙動を探求して、問題解決に発展させよう。植物が生育している環境や自然界での健全度を評価して、保全に取り組みたいという人は、バイオ環境デザイン学科で、ドローン飛ばして地面からでは見えなかった植物たちの姿に迫ろう!


動物 ~動物が好きだから学びたい~

動物が好きなあなたにお勧めの学科をアドバイス!

やっぱり、自然に暮らしている動物が好きという人はバイオ環境デザイン学科へ! 動物たちの暮らしを追跡して、まだ誰も知らない生き物たちの生態を明らかにしてみよう。昆虫や節足動物の生態を化学物質から解き明かし、農業や人の生活の場面に応用して行きたいという人は、バイオサイエンス学科で節足動物の分子レベルのコミュニケーションを理解しよう!


微生物 ~微生物を勉強してみたい~

微生物を勉強してみたいあなたにお勧めの学科をアドバイス!

発酵食品に興味があり、実際にものを作ってみたいと考えているなら食農学科がお勧めです。食農学科は、発酵醸造と食品衛生、つまり利用と安全の両面から微生物を学べるため、食品開発・製造に必要となるこうした知識を生かして、進路として食品企業などへ就職しています。一方で、食品そのものというより、微生物を利用して化成品や医薬品などの低分子化合物を作るシステムを作りたいと考えているならバイオサイエンス学科がお勧めです。バイオサイエンス学科では、講義や豊富な実験を通して基礎的なバイオテクノロジー技術を学べるため、進路としてこうした基礎技術を生かした食品企業や医薬品業界などへ就職しています。また、微生物による物質生産ではなく、微生物の自然界での物質分解作用に着目し、様々な微生物の集合体を使って環境問題の解決に取り組むならバイオ環境デザイン学科がお勧めです。バイオ環境デザイン学科ではフィールドワークを重視した実習や実験を通じて現実の環境問題の解決に取り組み、進路として水処理施設の運転管理の会社や、環境コンサルタント会社などに就職しています。


就職 ~何を学んだら、どういったところに就職できるの?~

あなたにお勧めの学科をアドバイス!

いわゆる実験室での研究開発などに興味がある人はバイオサイエンス学科が、環境調査・環境コンサルティングなどに関心ある人はバイオ環境デザイン学科、食品や農業系の職業についてみたい人は食農学科がお勧めです。

とはいえ、医師や看護師、弁護士などの国家資格が必要な職業の場合は、絶対これを勉強しておかないと、という専門がありますが、それ以外の業種の場合は学科を強く意識する必要はありません。大学で学ぶのは、専門性もあるのですが、それ以上に、物事の考え方、調べ方、モノの見方、データの集め方、データの解析の仕方、など何にでも応用でき、どの分野に就職しても必要になる、科学的手法の習得や科学的ものの考え方見方があります。理系の人が文系の部門に就職することも多くありますが、これも論理力や科学的思考力が評価されるからです。将来の職業を考えて学科をえらぶことも大切です。

でもまだ将来の職業がイメージしにくい人は、実験が好きなのか、フィールドワークが好きなのか、生物が好きか、化学が好きか、など自分の興味や関心があるものを通して、思考力を身につけるということも重要です。そうすることが就職にも役立つと思います。