清水伸泰准教授が日本環境動物昆虫学会2019年度学会賞を受賞

2019年12月18日トピックス

2019年11月30日(土)~12月1日(日)に開催された、第31回日本環境動物昆虫学会年次大会において、バイオ環境学部バイオサイエンス学科清水伸泰准教授が日本環境動物昆虫学会2019年度学会賞を受賞しました。

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清水伸泰准教授 (中央)

日本環境動物昆虫学会は、人間の生活環境を清潔、快適にするため、昆虫および動物の学術的・総合研究の発展、被害防止技術の向上を促進することを目的として活動を行っている学術団体です。

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清水准教授は、節足動物の行動を制御するフェロモンや防御物質の化学構造を明らかにするとともに、それらが動物の体内でどのように生合成されているかを研究しています。

今回の学会賞では、特に、屋内塵性ダニや農業・衛生害虫が体外に分泌する物質に関して、「定量的な活性の評価」「代謝メカニズム」「生態学的な意義」を追究し、物質を取り巻く生物間相互の関連を明らかにしたことが高く評価されました。

フェロモンや防御物質は、自然生態系で虫の行動や生理を効果的に制御する貴重な素材と考えられています。今回の受賞に至った研究成果が、将来、害虫の新たな防除法の開発などに役立てられるかもしれません。

(バイオ環境学部 准教授 高澤 伸江)

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