【教育開発センターニュース】円盤投げ研究の前田講師が日本体育学会 学会奨励賞を受賞

2020年11月02日トピックス

2020年10月17日(土)にオンラインで開催された2020年度日本体育学会臨時社員総会で、本学教員の前田奎(まえだ けい)講師(教育開発センター/専門分野:コーチング学、陸上競技、バイオメカニクス)が、日本体育学会 学会奨励賞を受賞しました。

この賞は、わが国の体育・スポーツ・健康科学のアカデミアの旗艦学会である日本体育学会が設けている最も権威のある賞の一つで、前年に公刊されたすべての学術誌論文および学術的著書の中から、35歳未満の会員が発表した優れた業績1篇を顕彰するものです。今年度は、対象となる論文・著書の中から会員の推薦を受けた21篇を候補として選考委員会による厳正な審査が行われ、前田講師が見事受賞されました。

2020102_maeda.jpg
受賞の盾を掲げる前田奎講師

今回の賞は、日本体育学会機関誌『体育学研究』第64巻1号に掲載された原著論文「円盤投げにおける高い初速度獲得のための動作要因間の因果関係」(p.21-36)に対して贈られました。前田講師は、様々な手法を用いて陸上競技(主に投てき種目)のコーチングに寄与する研究に取り組んでいます。今回はその中でも、3次元動作分析法とパス解析というバイオメカニクスおよび統計学の手法を用いて、円盤投げにおける高いパフォーマンスの発揮に関わる動作要因間の因果関係を明らかにしたことが高く評価されました。前田講師は、2020年4月の着任以来、外部資金の獲得を含む精力的な研究活動に加えて自身の研究成果を活かしたスポーツ実技授業を展開しており、今後も研究・教育両面でのさらなる活躍が期待されます。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、授与式は2021年度の日本体育学会第71回大会にて執り行われる予定です。

(SLS嘱託講師 鈴木楓太)

関連リンク

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ