【バイオ環境学部ニュース】バイオ環境学部1年生が「京野菜栽培加工実習」で稲を収穫しました

2020年11月09日トピックス

2020年10月13日(火)、すがすがしい秋晴れの下、「京野菜栽培加工実習」で、受講生が稲刈りに取り組みました。その場所は、京都亀岡キャンパスにある「復活水田」。耕作放棄地を水田に戻し、地元亀岡市出身の新潟農試技師であった並河成資氏が育成し、「コシヒカリ」の親となった品種「水稲農林1号」を再び植えた田んぼです。

まずは、学内の田んぼや畑の管理を手伝っていただいている地元の農家さんに、手刈り収穫について教わりました。手刈りした稲は、「はさがけ」という方法で天日干ししていたことも説明していただき、そのやり方を見学しました。

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実習圃場「復活水田」

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はさがけの説明に興味津々、耳を傾けます

そして、いよいよ稲刈りです。習ったとおりに、鎌を動かし、黄金色に実った稲を一株一株刈っていきました。最初は手つきのおぼつかない受講生もいましたが,どんどんペースが上がり,1時間ほどで刈り終えました.

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一心不乱に稲を刈っていきます 

その後,疲れた足腰を伸ばしながら、コンバインの実演を見学し、農業機械の発展で農作業がどれだけ省力化されているかを実感しました。そして、受講生は、「聖護院カブ」や「九条ネギ」など、秋学期に栽培している京野菜の管理を行うため、田んぼを後にしました。

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コンバインが脱穀する仕組みも学びました.

「京野菜栽培加工実習」は、食農学科とバイオサイエンス学科の1年生以上を対象に開講されている科目です。本科目は、京都に在来する伝統野菜を栽培しながら京都文化を理解し、その栽培と加工を通じて、生き物を育てることの意義と食生産の重要性を学ぶことを目標としています。なお、本科目は食農学科の必修科目であり、本学科の特徴あるカリキュラムの一つになっています。今後は、実習で栽培している冬野菜を「漬け物」に加工し、収穫したお米とともに試食することを楽しみに京野菜についてさまざまなことを学びます。

(バイオ環境学部 食農学科 教授 船附秀行)

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