2020年11月19日(木)13:30から、京都太秦キャンパス・嵯峨野ホールにて京都府中小企業技術センター協力会(以下、センター協力会)主催の本学工学部見学会が、新型コロナウィルス対策を徹底したうえで実施されました。
京都府中小企業技術センターは、京都府の公設試験研究機関で、企業に対しての技術支援、人材の育成、研究開発といった活動を通して企業への支援を行っています。センター協力会は京都府中小企業技術センターと連携活動を行う企業128社が参加する団体です。
京都府中小企業技術センター・澤田信幸所長より、今回の見学会がセンター協力会としては今年初めての活動であること、また参加者数が34名と過去に例を見ない規模となり、本学に対する地域の期待を感じるとの開催の挨拶をいただきました。
その後、研究・連携支援センターから産学連携の取組みやインターンシップ制度について説明し、田畑工学部長から、工学部設立の経緯、英語中心のカリキュラム構成、留学生増加計画を説明し、大学4年間の締めくくりとしてのキャップストーンプロジェクトについて企業の皆様にご協力をお願いしました。同プロジェクトは、地域企業からの課題提供を頂く課題解決型授業であり、学生の育成を通して本学との連携を強化したい旨説明し、参加者から賛同を得ました。
説明終了後、1階サイエンスプラザにて、三次元プリンタや学生がその装置を用いて作成したカタパルトコンテスト(プラスチック素材を使って「投石機」を作成し、ピンポン玉を遠くに飛ばすコンテスト)の作品、さらに目的に応じて整備されている精密加工装置群の見学を行いました。入学したばかりの1年生が、基礎知識も無くわずか数カ月で設計ソフトの使い方から実際の造形まで行ったことは、企業の方々にも驚かれました。地階精密測定室も見学し、社会に通じる人材育成を行う環境については、羨望をもって見学され、本学学生に対する期待の大きさを感じる催事となりました。
最後にセンター協力会会長 (株)イー・ピー・アイ取締役会長・安土行博様より、本見学会実施について感謝の言葉をいただきました。本学(工学部・研究・連携支援センター)は、京都府中小企業技術センター、センター協力会及び加盟各社と今後も連携を強化し、キャップストーンプロジェクトへの協力、共同研究等の実施を進めるとともに、人材育成に取り組んでまいります。
地域と連携し、新たな価値を創出する京都先端科学大学
(研究・連携支援センター 柴田雅光)
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