2020年11月人文学部・佐々木高弘教授が京都学園中学校の学生を対象に「アマビエと妖怪と疫病」と題して特別講義を行いました。
京都学園中学校では、毎年SDGsをテーマに中学3年生を中心に探究学習をすすめており、今年は、新型コロナウイルス感染症の感染が広がる中、医療のあり方が注目されていることから、 「すべての人に健康と福祉を」を軸にすえ STEAM (注)の視点を取り入れ解決策を各グループで考え、新聞記事原稿の形にまとめました。
(注)Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics 等の各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的な教育をさす。
今回、この取り組みの発展学習として、本学にて「妖怪文化論」を担当している人文学部の佐々木高弘教授が歴史と疫病との関わりについてアマビエを事例に中学生を対象に講義を実施しました。また、生徒たちからは日本の疫病史と妖怪の関係について調べまとめたプレゼン発表を行い、佐々木先生が講評するなど学びを深める場となりました。生徒たちにとって、民俗学・地理学の視点から疫病に人類がどのように向き合ってきたのかを知る良い機会となりました。
(広報課 鷲巣肇)