【研究・連携支援センターニュース】京都機械金属中小企業青年連絡会が共同研究推進のため工学部を見学されました

2020年12月18日トピックス

2020年12月8日(火)10:30から、京都太秦キャンパス・嵯峨野ホールで、京都機械金属中小企業青年連絡会(以下機青連)本学工学部見学会が、機青連幹部企業16社が参加し新型コロナウィルス対策を徹底したうえで実施されました。機青連は京都府下の機械金属工業や関連する中小企業経営者の交流・研鑽機構で、現在、従業員200名規模から数名までの会社87社が参加している団体です。インターンシップや工学部のキャップストーンプロジェクト実施の協力、共同研究等の展開を進めるために催したものです。

まず、研究・連携支援センターから、KUASの概要、産学連携の取組み状況やインターンシップ制度について説明し、田畑工学部長からは、工学部設立の経緯、カリキュラム構成、留学生増加計画を説明したうえで、大学3-4年生が実施するキャップストーンプロジェクトについて、課題の提供や学生の指導等のご協力をお願いしました。同プロジェクトは企業からの課題提供を頂く課題解決型授業であり、学生の育成を通して本学との連携を強化したい旨説明し、参加者から賛同を得ました。

説明終了後、1階サイエンスプラザで、ナガモリアクチュエータ研究所的場教授より三次元プリンタや学生がその装置を用いて作成したカタパルトコンテスト(プラスチック素材を使って「投石機」を作成し、ピンポン玉を遠くに飛ばすコンテスト)の作品、製造プロセスの説明を行い、さらに目的に応じて整備されている精密加工装置群や、地階の三次元計測装置を見学しました。その後、意見交換の中で、参画した企業からは、施設の利用について質問があり、企業向けの装置貸し出しについては現在環境を整備中であるため、設備機器を活用した本学教員との共同研究の実施を勧めました。キャップストーンの課題や共同研究等のテーマについては今後個別に進めてまいります。

最後に経済経営学部小林非常勤講師(元京都府中小企業技術センター所長、公益財団法人京都産業21専務理事)より、機青連に参加する企業は京都のものづくりを支える企業であること、何かしないといけないと感じている企業に本学が継続して共創できる環境を整備することが、地域活性化につながることを話していただきました。本学(工学部・研究・連携支援センター)は、機青連との連携を深め、キャップストーンプロジェクトへの協力、共同研究等の実施を進めるとともに、人材育成により一層取り組んでいきます。

20201218_kiseiren01.jpeg
工学部設立の趣旨などを説明する田畑工学部長
20201218_kiseiren02.jpeg
本学の研究設備について解説する的場先生

(研究・連携支援センター 柴田雅光)

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ