総合研究所アクティブヘルス支援機構山田陽介研究員らの論文がサイエンス誌に掲載されました

2022年11月25日メディア

本学総合研究所アクティブヘルス支援機構に所属する山田陽介客員研究員、吉田司客員研究員、渡邉大輝客員研究員、木村みさか客員研究員は2022年11月25日(金)、筑波大学の下山寛之助教、早稲田大学の宮地元彦教授、及び、米国・英国・中国・オランダ等の研究機関の研究者らとともに「Variation in human water turnover associated with environmental and lifestyle factors(環境やライフスタイルによるヒトの身体における水の代謝回転について)」を発表しました。

本研究は、アスリートや妊産婦、身体活動レベルの違いなどだけでなく、環境やライフスタイルなどの要因が独立して水の代謝回転量に影響を与えることついて、(亀岡市やその他の地域で測定した結果に加え)世界各国で取得したデータを集めて解析し論文としてまとめたもの。世界でも研究している機関が少ない分野で、今回、ビックデータを用いることで、各種要因が水の代謝回転に与える影響度を、初めて定量化することができました。

なお、この論文の内容は、米国科学振興協会(AAAS)発行の学術誌であるサイエンス誌に11月25日掲載され、国内外で注目を集めています。

アクティブヘルス支援機構について

本学ではこれまでに健康医療学部が主体となり、京都・亀岡の地域高齢者に対して、身体機能や生活状況調査を行うとともに、介護予防(フレイル予防)プログラムを展開してきました。これを発展させるため、平成30年に「本学と亀岡市、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所との連携協力に関する包括協定」が締結されるのを機に、本学において学部を超えた研究機関として、総合研究所に「アクティブヘルス支援機構」を設立しました。ここでは、亀岡市の高齢者を対象としたいわゆる疫学研究「京都亀岡スタディ」を実施しており、今年度も数報論文が発表されています。 

(研究・連携支援センター 柴田雅光)

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