企業の課題解決の実践型授業(他大学との共同PBL授業)を実施【経済経営学部】

2022年12月20日トピックス

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マーケティング・消費者行動研究を行う本学経済経営学部経営学科の神田正樹准教授のゼミナール3年生12人が2022年2022年9月29日(木)から11月17日(木)までの期間、千葉商科大学サービス創造学部の大下剛専任講師のゼミナール3年生14人と共同で、株式会社恵那川上屋から提示された課題に取り組みました。

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企業課題「繁閑差(季節変動)解消に向けた戦略策定」を企画提案

株式会社恵那川上屋は、岐阜県東濃地方にある自社農園で栗の栽培・研究から、素材調達・加工、菓子の開発・製造、販売まで一貫して行っている企業です。生産者とともに「恵那栗」のブランド化に取り組み、「栗きんとん」やモンブランなど高品質な和洋菓子を製造・販売しています。今回は、同社の鎌田彩華取締役から、「繁閑差(季節変動)を解消する戦略策定」の課題を提示いただきました。

課題の提示を受け、本学の神田ゼミナール生と千葉商科大学の大下ゼミナール生は混合で5チームを編成。モノの価値の向上、コトの価値の向上、ブランド価値の向上の3つの視点で議論を重ね、渋皮のポリフェノールに着目した化粧品や食品、はちみつとのコラボ商品、工場見学ツアーの実施など、さまざまな企画を提案しました。

10月27日(木)の中間報告で同社より講評を受けた後、企画内容の見直し11月17日(木)に最終報告会を行いました。最終報告会には、同社の鎌田真悟代表取締役、鎌田彩華取締役をはじめ、5人の方に参加いただき、5チームの企画に対して、経営者視点のとても学びの多い講評とアドバイスをいただきました。

学生のコメント

企業本来の課題を解決していく難しさと楽しさを学べたことがとても良い経験になりました。今回のプロジェクトの課題が、株式会社恵那川上屋の現場の課題だけあって、アイディアを突発的に述べるだけでは解決しないことから、どのようなアイディアだと株式会社恵那川上屋の課題を解決できるのか、どのように発表するとよいのかなど、マーケティングからプレゼンテーションまで幅広く学習できたことがとても良い経験になりました。その過程で、直接アドバイスを受け、そのアドバイスをもとに考え学ぶことで、より様々な分野に関心を持つきっかけになりました。また、チームとして活動するという経験をできたことも良かったです。

経営学科3年生 金承翔さん

(経済経営学部教授 平田謙輔/准教授 神田正樹)

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