「ニデック株式会社×京都工学院高校×京都先端科学大学」8月に続いてイベントを開催

2023年11月23日トピックス

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会場の模様

11月14日(火)、京都市立京都工学院高等学校(以下、「京都工学院高等学校」)フロンティア理数科2年生の53名は、ニデック株式会社(以下、「ニデック」)がCO2削減や省電力高出力なモータを研究開発する「ニデックけいはんなテクノロジーセンター(京都府相楽郡)」を訪問。世界No.1の総合モーターメーカーが誇る同センターの見学会に参加しました。

京都工学院高等学校の生徒たちは、普段は見ることのできない無響室や大型プレス機なども見学。当日はニデックからの業務紹介のほか、京都先端科学大学(以下、「本学」)の研究連携センターも学内での様々な取り組みを紹介しました。

今年2回目の開催である今回は、本学の副学長でニデック副社長兼最高技術責任者(CTO)の小関敏彦先生が「これからの社会と、工学・技術の役割」と題して講演。今後、解決しなければならない「地球温暖化」、「情報・データコネクテッド」、「超高齢社会・人口減少」について課題を提示。小関先生からは、「技術で解決するために大学で工学を学び、その学んだことを新たな技術にして社会に貢献していくことが重要です」といった説明がありました。生徒たちからは、「何をすべきか」、「何に気をつけなければならないのか」といった突っ込んだ質問がなされました。

2018年に本学と京都工学院高等学校、ニデック(当時:日本電産株式会社)は、京都から世界を支える人財育成に向けた高大産接続プログラム実施に関する協定を締結。以降、三者連携のイベントを継続して開催しています。三者は今後も一体となって、京都から世界に通じる技術人財の育成・輩出に努めてまいります。

京都市立京都工学院高等学校 校長 大窪英行先生

この度は貴重な機会をありがとうございました。これからの進路を具体的に考える高校生にとって、現在社会が抱える諸課題をご提示いただくとともに、実際にニデック様の業務や研究施設をご紹介いただいたことで大きな刺激を受けたことと存じます。

本校は、今年度から文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け、国際社会で活躍するSTEAM人材の育成を目指して取組を進めています。、SSH事業を通して、先進的な理数教育を展開するとともに、大学や研究機関との連携の在り方の研究や、国際性を育むための取組を推進しています。また、理論と実践を往還しながら物事を捉え、思考・行動できることを目標とし、親和性が高い科目をクロスした授業を一部ではありますが、試行錯誤しながら行っています。

今回、研究の最前線におられる企業の方から直接お話を伺い、実際の研究施設を見学させていただくことで、高校生たちは日々の学習がこれからの社会とどのようにつながっていくのか考える貴重な機会となったことと確信します。将来、京都から世界を舞台に技術者・研究者として活躍する人材が育ってくれることを願い、引き続きご指導・ご支援を賜りますようお願いいたします。

ニデック株式会社経営企画部 経営戦略グループ 小田明日香氏

これから受験準備を始めようとする大切な時期に、ニデックが誇る最先端の研究施設を見学してもらうこととなり、企業・大学の活動と社会との繋がりを知ってもらえるよう、ニデック社員・KUAS関係者一同で「高校生の皆さんを応援したい!」という思いを込めて準備・運営を行いました。

限られた時間の中ではありましたが沢山の経験をしていただき、目を輝かせる皆さんの表情を間近で見ることができて、とても嬉しく感じています。

京都工学院高校から世界で活躍するものづくり人材が誕生することを、心から応援しています。

(オープンイノベーションセンター・亀岡/研究連携センター 柴田雅光)​​​​​​​

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