AIPレポート 令和2年度

2020年度実施まとめ

コロナ禍という状況にも関わらず学生より企業実習を希望する声が挙がり、滋賀県大津市に本社のある株式会社パンテック様(以下、パンテック様)にご理解とご協力をいただき、2020年度のプログラムを実施いたしました。
例年とは異なり、今年度は企業で対面実習を行うことが難しい状況にありました。そこで、今年度は受入企業から提示していただいた課題にオンラインで取り組むPBL(課題解決)型を採用しました。課題は「SDGs・サーキュラーエコノミーにおいてプラスチックリサイクルがどう貢献できるか」という、昨今のトレンドである環境問題かつ難易度の高いものでした。参加した6名の学生は、授業や自主的なグループワークなどを通して全力で課題に取り組み、中間報告時にパンテック様から直接ご指導をいただきながら、プログラムの集大成としてリサイクルに関するビジネスモデルを提案しました。パンテック様からはビジネスモデルの実現可能性について現場目線でのご指導を頂き、学生たちは収益を確保することや収支計算の難しさを痛感する、実践的な経験をすることができました。
このように、今後も社会情勢に柔軟に対応し、学部で学ぶ専門性をさらに深められるよう、従来の型に捉われることなく学習効果が最大化できる方法で実施したいと考えています。

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株式会社パンテック様へ訪問してビジネスモデル提案を行う学生たち(右側)

学生の感想

オンライン上でのチームワーク形成や、成果を出すために工夫したプロセスは、社会に出る前のこのうえない貴重な経験になった。

AIPプログラムの課題取組みを通して環境問題やリサイクルの重要性を理解したことで、業界やパンテック様への関心が深まり、将来の選択肢が広がった。
ビジネスモデルの構築やビジネスプランを説明することがこれほど難しいとは思わなかった。今までの学びが通用した部分、不足している知識が明確になったので、今後さらに専門性を深めたい。

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