【バイオ環境学部ニュース】バイオ環境学部食農学科の講義「作物栽培実習」において、第3回収穫野菜コンテストを実施しました。

2019年08月01日トピックス

バイオ環境学部食農学科の作物栽培実習(1年生春学期)において恒例となった、3回目の収穫野菜コンテストを2019年7月11日に実施しました。履修者各自で栽培・管理を行ってきた、大玉トマト「福寿100号」、ミニトマト「アイコ」、そして京野菜の「賀茂ナス」と「万願寺トウガラシ」の4品目について、班単位で収穫・選別・調整・展示を行い、それら収穫物の出来映えを競い合ったのです。

今年度は梅雨期間中のコンテストとなり、雨の中での野菜収穫となりました。昨年度は、集中豪雨後の炎天下での野菜の収穫で、収穫される野菜にとっても、また収穫する学生にとっても、非常に厳しい条件でした。今年度の栽培条件としては、7月に入って日中は30℃を超す日もありましたが、夜温は低く降水も十分あったことから、野菜の生育は順調で収穫物の出来映えも昨年度を上回ったように思います。雨中で収穫した野菜を実験室に持ち帰り、班単位で調整・選別、展示をしました。そして、栽培・収穫した学生による審査を行い、大玉トマト、ミニトマト、賀茂ナス、万願寺トウガラシのそれぞれの合計点により、総合順位を発表し、上位2班の表彰を行いました。

実習のない日にも野菜の世話や灌水さらに収穫と、苦労して育てた野菜を収穫までこぎ着けたことで、野菜栽培のおもしろさや楽しさ、大変さを体得できたと思います。その後の実習では、収穫野菜を使ったカレーライス、収穫した紫シソを使ったシソジュースをそれぞれ味わい、春学期における食農学科の作物栽培実習を終了しました。

1年生の春学期の作物栽培実習で、専門の授業を受ける前ということもあり、野菜や栽培に関する知識のほとんど無いまま作物栽培実習に取り組んだ学生も多かったと思います。今後受講する専門の授業では、今回の実習での体験を思い出して、より理解が深まることを期待しています。

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第1位の安達ゼミのメンバーと収穫物

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第2位の河田ゼミのメンバーと収穫物

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雨中でのコンテスト出品野菜の収穫

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各班でコンテスト出品野菜の選別と調製

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班毎に出品された野菜の学生による審査

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(バイオ環境学部食農学科 教授 佐藤隆徳)

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