【メディア掲載】経済経営学部・李立栄准教授の著書(共著)の書評が金融専門誌『証券アナリストジャーナル』に掲載されました。

2019年09月18日メディア

本学経済経営学部経済学科の李立栄准教授が分担執筆した書籍『変貌する金融と証券業』(共著)(公益財団法人 日本証券経済研究所、平成30年4月27日発行)の書評が金融専門誌『証券アナリストジャーナル』(第56巻 第11号)に掲載されました。

2008年の世界金融危機から10年余り経過し、金融・経済の枠組みが大きく変化しました。本書では、世界金融危機後の国際的および各国の金融資本市場・金融規制・金融機関の収益構造と業務展開に焦点を当てて、さまざまな切り口から分析をしています。また、世界金融危機後、金融・経済のデジタル化を進む中、各国におけるフィンテックなどの新たな金融サービスと金融イノベーションの進展について考察しています。

書評においては、金融専門家による共著でありテーマも多岐にわたるほかに、取り上げられたトピックをめぐる事実関係が丁寧に整理されて、アカデミックの基礎的な資料集としても活用できる、と評価されています。

李准教授が執筆した、第8章「中国型フィンテックの発展モデルについて」では、中国におけるフィンテックの発展について欧米と対比しながら概観するとともに、その類型と先進事例を紹介し金融システムの発展段階との関連性について考察しています。さらに、中国におけるフィンテックの発展の意義と今後の課題を明らかにしています。

(経済経営学部 准教授 田中秀樹)

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