バイオ環境研究科 大学院学生専門情報交換会を開催しました

2018年08月27日トピックス

バイオ環境研究科博士課程前後期の情報交換会があり、3名(前期2名、後期1名)の院生がこの半年間の研究の成果や問題点を発表しました。

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前期2回生2名は進路も決まり、これから半年間で結論を出すことになります。昆虫をライブラリバンクとした抗菌物質の探索をしています。今までそのような切り口で探索されたことはありません。シキミグンバイの若虫分泌物で見つかってきました。万博記念公園には自然植生を再現した自然文化園があります。しかし、アラカシなどの特定の常緑広葉樹が優先したり、立木密度が高かったりと問題も出てきています。色々な動物も生息するようになり、その中に赤ネズミの生息も確認され、その食性の調査から問題点を把握しようとしています。

後期課程2回生はササラダニの分泌する(Z,Z)-6,9-heptadecadieneの生合成を解明すべく、合成酵素の単離に果敢に挑戦している。今後1年かけて単離精製を検討します。情報交換会でいろいろアドバイスや問題点の指摘を受け、さらに完成させていきます。しっかり研究をしているので成果を期待しています。

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(バイオ環境学部 バイオ環境研究科 研究科長 深見治一)

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