高校生論文コンテスト2019 審査結果(バイオ環境学部)

2019年12月23日トピックス

バイオ環境学部 審査結果

この度「京都先端科学大学 高校生論文コンテスト2019(バイオ学部)」を開催したところ、各地から33点の論文の応募がありました。これらについて本学教員により厳正な審査を行い、下記の通り各賞を決定いたしました。受賞団体及び受賞者には賞状と副賞を、また応募者全員に記念品をお贈りいたします。

(このコンテストの概要についてはこちらをご覧ください。) 

◆最優秀賞◆ (副賞として3万円分の図書カードが贈呈されます。)

学 校 名:京都府立園部高等学校
氏   名:川﨑 佑梨乃(代表者)・井尻 昌汰・竹本 伶生・中村 明日美・平尾 明日香・松尾 和香
担当の先生:米本 朋生先生

受賞課題名:ミントの精油を用いたカメムシに対する忌避効果の検証

講   評:
身近な害虫を簡単に手に入る材料で駆除したいという課題を設定して、手探りの実験を通して解決を試みている点が評価できる。精油成分の抽出だけでなく、成分分析まで協力機関に依頼して活性物質を特定しようとするなど意欲的である。また、実際にカメムシを使ったバイオアッセイの手法も手堅いもので信頼に値する。本論文作成の過程で獲得した一連の技法を用いて、さらなる野心的な発想のもと実験に臨まれることを大いに期待する。

◆優秀賞◆(副賞として2万円分の図書カードが贈呈されます。)

学 校 名:青森県立名久井農業高等学校
氏   名:松橋 大希(代表)・宮木 琢愛・中堤 康仁・田村 侑晟・岩間 友紀
担当の先生:木村 亨先生

受賞課題名:高機能雨水利用技術の研究

講   評:
グローバルな環境問題に着目した意義のある研究である。乾燥地帯で食料生産を維持するのに大きな障害となっている土壌流出を、現地の伝統的な手法に日本の技術を上手く融合させたすぐれたアイデアが示されている。本研究成果が将来的に、西アフリカでの実証的な国際援助に繋がることを期待する。論文としてもよく推敲されており、完成度高いと判断し、優秀賞を授与する

◆佳 作◆(副賞として1万円分の図書カードが贈呈されます。)

学 校 名:渋谷教育学園渋谷高等学校
氏   名:奥田 花菜     
担当の先生:鈴木 一真先生

受賞課題名:新制度の導入による環境問題対策~Re-PROは効果的と言えるか~

講   評:
ゴミが環境に与える影響やプラスチックのリサイクルの状況に問題意識をもち、地球環境の維持に貢献していくシステムを考案・提案した論文である。リサイクル先進国であるドイツのリサイクル制度と日本におけるリサイクル事例を取り上げ、それらのメリットとデメリットを整理し、問題点を解決した新しい日本版リサイクルシステムを考案した点を評価した。システムの実現に向けて更なる研究の進展を期待して佳作を授与する

2019年12月18日

高校生論文コンテスト2019(バイオ環境学部)

実行委員会委員長 田中 和博

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