【研究・連携支援センターニュース】 日本初 バイオ環境学部・工学部連携による無人VTOLを用いた環境経時観測 無人VTOLを用いた環境観測デモンストレーション開催

2020年09月01日メディア

 2020年8月28日(金)13:00から、京都亀岡キャンパス体育館及び第3駐車場で、垂直離着陸型固定翼(VTOL)ドローン(エアロセンス(株)製AS-VTX01)のデモンストレーション飛行とドローンを用いた研究についての説明会を開催しました。マスコミ、行政、企業、農業従事者等36名の方が参加されました。

 ドローンを用いた研究は多くの大学で行われていますが、マルチコプターの垂直離着陸機能と高速の水平飛行を可能にする固定翼をもつ、VTOL型ドローンを研究開発に用いる大学は本学が日本で初めてです。マルチコプター型ですと1フライトで約20ha観測できますが、VTOL型ドローンは5倍の約100haを最高速度100km/hで観測可能です。

 今後、バイオ環境学部と工学部が連携し、「環境や生態系の変化の検知」、「農作物の管理など社会インフラとして活用」を目的にした環境経時観測を実施していく予定です。

 本学では、自治体等と連携し、農業、環境、生態系の観測や、災害時の貢献を目指すとともに、収集した経時データを他大学や企業へオープンにし、亀岡市をドローン研究の促進や観測エリアの中心にしていく構想を持っており、観測を手掛ける工学部の沖一雄教授は「近い将来、亀岡でドローン競技会(ドローンレースや技術成果大会)を開きたい」と語っていました。

日本経済新聞

京都先端科学大、ドローンの環境観測を公開

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63194750Y0A820C2LKA000/

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田中バイオ環境学部長 挨拶
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ドローンを見上げる参加者たち
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VTOL型ドローン AS-VTX01

地域と連携し、新たな価値を創出する京都先端科学大学

(研究・連携支援センター 柴田雅光)

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