【人文学部ニュース】「鬼のはなし」と節分の豆――人文学部歴史文化学科 オープンキャンパスで学生発表

2021年06月29日オープンキャンパス

歴史文化学科は、6月13日のオープンキャンパスでは、感染防止措置を徹底して民俗探究プログラムによる模擬授業、学生のミニ報告、ミニシンポジウムを行いました。ミニシンポジウムは、ゼミナール(演習)形式で、議論を行いました。

まず、木場貴俊講師が「鬼のはなし―京都で鬼に遭遇したはなし―」として、平安京の百鬼夜行について、百鬼夜行が現れた場所やその容姿などを解説しました。

続いて、ゼミ3回生の永峰一樹さんが「節分の豆は年の数+1個食べると次の年まですこやかに過ごせるらしい」というテーマで、発表しました。永峰さんの発表は、節分での鬼とお多福の関係を、大報恩寺(千本釈迦堂)の節分行事や落語「鬼の面」を事例に挙げながら、鬼やお多福の起源や違いを考えるというものでした。併せて民俗学を学ぶことの面白さについても語ってくれました。

その後、渡部圭一准教授の司会で、ミニシンポジウムを行いました。それぞれの報告に関する質問や「妖怪を研究することにどういう意味があるのか?」など、司会や報告者だけでなく会場にいた人たちも巻き込んで活発な議論が行われ、盛況のうちに終了しました。

永峰さんは、今回の発表やミニシンポジウムを振り返って、「いつものゼミ発表を心がけながら行いました。参加していた高校生もこちらを見て聞いてくれていたので話しやすかったです。パワーポイントを使うなど、ゼミの雰囲気が伝わっていれば嬉しいなぁと思いました」とコメントしました。

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(歴史文化学科 教授 手塚 恵子)

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