バイオテクノロジー産業の最前線「食品添加物の安全性と有用性」【バイオ環境学部】

2023年12月25日トピックス

「バイオテクノロジー産業の最前線」は、バイオ環境学部の2年生以上が対象の科目です。社会に出てからのキャリアアップを目的に、15回にわたってオムニバス形式で開講しています。産業界(食品、化粧品、医薬品、等)あるいは研究機関の第一線でご活躍されている方を講師にお招きし、講演いただいています。

第13回目は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社検査部検査課の竹内正樹先生に「食品添加物の安全性と有用性」と題してご講演していただきました。

まず、竹内先生には同社のビデオを見せていただきながら御紹介いただきました。「会社の名前はあまり馴染みがないかもしれませんが、いろいろな加工食品に使用されていて、一度は口にされていると思います」とのことで、実際に持参いただいた飲料やお菓子の中で、どのように使用されているかも説明いただきました。

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次に、食品添加物に認可されるまでの安全性試験や、そのリスク管理の方法も解説いただきました。実際に個々の食品添加物の使用基準が、どのようにして決められているのかを知ることが出来ました。また、食品添加物の種類や使用例について、具体的な話も聞くことが出来ました。

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最後に、香料の違いについて実際に持参いただいたイチゴ香料3種(あまおう、ジャム、かき氷)を用いて紹介いただきました。調香について、使用する食品によって香料を変えたり、ミントなどの異なる香料を組み合わせたりを実演。調香の工夫によって急にコーラの匂いが発せられるなどに学生も大変、驚いた様子を見せていました。

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次回は、2024年1月5日(金)13:20から、カゴメ株式会社東京本社健康事業部長の菅沼大行先生を講師にお招きして行います。

(バイオ環境学部 教授 藤田裕之)

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