経済経営学部 平成30年度第4回研究会を開催しました

2018年07月24日トピックス

平成30年7月18日(水)11:45より本学京都太秦キャンパス北館N407にて、本年度より国際経済学担当教員として就任された李立栄先生による研究報告を行いました。

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本年度第4回目の研究会では、中国やアメリカなど世界各国の金融制度や金融ビジネスに焦点を当てた経済分析に取り組まれている李立栄准教授による「中国型フィンテックの発展モデルについて」と題した研究報告が行われました。初めに、近年の中国においては、インターネット企業よる金融サービスへの提供が活発化しており、様々な金融イノベーション(フィンテックFinTech)が生まれている現状が説明されました。また、そうした中国のフィンテックの特徴としては、欧米のそれらとは異なる部分が多く、伝統的な金融機関とは独立した決済プラットフォームの上で既存の金融サービスを補完・代替するようなサービスが提供されていること、さらには金融包摂の手段としても注目されていることが指摘されました。

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報告は、限られた時間の中で、中国におけるフィンテックの発展に関してその類型と先進事例を分り易く紹介するかたちで進められ、さらには金融システムの発展段階との関連性についての考察や、今後の中国におけるフィンテックに関する課題にまで説明が及ぶ、大変に厚みのある充実した内容でした。報告後の質疑応答の時間も大変に盛況となり、参加者にとっては大変に有意義な時間となりました。

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