【健康スポーツ学科ニュース】株式会社ニシ・スポーツから聞くスポーツマネジメントの実際  ―マネジメントコース実践プロジェクトB―

2019年12月12日トピックス

2019年11月27日(水)健康スポーツ学科マネジメントコースの「実践プロジェクトB」において、株式会社ニシ・スポーツの渡邉氏に、「スポーツ用品や陸上に特化した道具の流通販売と開発のこだわり、将来展望」についてお話し頂きました。

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最初に、ニシ・スポーツの考えるものづくりへのこだわりについてお話をいただきました。徹底的に使い手の話を聴くことから生まれる製品であることを大切にし、世界レベルで戦うアスリートのニーズや気持ち、厳格な基準に合わせて職人が丁寧に仕上げていることを、具体的な事例を元に説明いただきました。

一方で、アスリートの競技に大きく関わる製品に大きなこだわりを保ちつつも、1つ1つの製品は小さな市場であることも認識し、どのように事業を展開することで企業としての事業を継続しているかについてもお話しいただきました。既存事業だけでなく、自社のノウハウや、強みを活かした事業の展開の実際について知ることで、製品へのこだわりと、事業の継続の両立のために、どのように企業経営を行っているかについて、実際のスポーツビジネス現場での具体事例を通して理解をすることができたように思います。

さらに、良いものを作り、お客様とのコミュニケーションや信頼関係という人と人の絆へのこだわりを重視した製品販売を行っているということが、伝統かつ営業文化であるということについても、お話しいただきました。スポーツ用品企業のマネジメント職の難しさや面白さ、専門メーカーのマネジメント職にどのような姿勢が必要かを知る大変貴重な機会となりました。

最後に、今後就職活動を控えた学生に向けたメッセージとして、企業に入社する際には、積極性や企業に入ってから何をしたいのかを具体的な目標を描けているかが重要であるというご指摘をいただきました。さらに、ぜひ自分の好きなスポーツと関わる将来につなげていけるよう、激励のお言葉をいただきました。

実際のマネジメント職、企業戦略について事例から理解することができるとともに、これから始まる就職活動に向けて改めて気を引き締める大変貴重な時間となりました。

(健康スポーツ学科 講師 足立名津美)

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渡邉幸男氏

株式会社ニシ・スポーツ 営業統括部 関西営業所 所長

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