【バイオ環境学部ニュース】「シリーズ特別講義B」~第一線で活躍中の方にお話を聴く~10回目~ 「遺伝子検査の最新動向」

2019年12月11日トピックス

「シリーズ特別講義B」は、バイオ環境学部3学科の2年生以上を対象に開講されている15回にわたるオムニバス講義です。

この授業は、産業界(食品、化粧品、医薬品等)あるいは研究機関の第一線で活躍されている方々からお話を伺うことで、今後社会人になる学生の皆さんのキャリアアップに繋げてもらうことを目的としています。

「臨床検査薬に関する研究を通して~遺伝子検査の最新動向~」

ファルコバイオシステムズ株式会社

ファルコバイオシステムズバイオメディカル事業部部長代行:福井 崇史先生

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第10回は、2019年12月3日(火)、ファルコバイオシステムズ株式会社ファルコバイオシステムズバイオメディカル事業部福井崇史部長代行に、「臨床検査薬に関する研究を通して~遺伝子検査の最新動向~」と題して講演して頂きました。

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まず、ファルコバイオシステムズ株式会社について説明を頂いてから、私たちの身体にあるDNAや遺伝子に関して簡単に説明をして頂きました。

私たちの身体は60兆個もの細胞からできていて、その各細胞に約20万個もの遺伝子が入っているということでした。

次に遺伝子検査について説明して頂きました。ネットで購入して自分でもできる検査と、病院で受ける検査と大きく分けて2つあり、後者では、特にがんに関するものが多いそうです。乳がんでは女優のアンジェリーナ・ジョリーが乳房や卵巣の切除手術を受けたことを例に挙げて、大変わかりやすく説明して頂きました。

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最後に、出生前、着床前診断による先天異常の発見について、最新の話題を交えて説明して頂きました。学生もこれから自分たちに深く関わることとあって真剣に耳を傾けていました。

次回は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社検査部検査課竹内正樹先生を講師にお招きします。

 

(バイオ環境学部 バイオサイエンス学科 教授 藤田裕之)

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