未来バイオ環境共創センター“FuBEIC(Future BioEnvironment Initiative-Center)”の設立記念シンポジウムを開催

2022年03月18日トピックス

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2022年3月14日(月)、うららかな春の陽気の中、京都先端科学大学太秦キャンパス嵯峨野ホールにて、この4月に開設する未来バイオ環境共創センター”FuBEIC(Future BioEnvironment Initiative-Center)”の設立記念シンポジウムを開催しました。

当日は、京都府亀岡市の桂川孝裕市長、次期日本植物生理学会会長・京都大学大学院生命科学研究科の河内孝之教授をはじめ、大学・研究機関、産業界、行政機関、地域NPO法人に関わる皆様をお招きし、FuBEICの設立経緯や研究を紹介するとともに、FuBEICの未来を展望するパネルディスカッションを実施しました。

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まず、福田裕穂バイオ環境学部長から、「バイオ環境学部は2006年の創立以来、多様な生き物と人類がともに生きる環境の創造をめざし研究を行ってきた。地球環境保全が人類の存続に必須だと人類が再認識した今こそFuBEICを設立し、FuBEICを通して、持続的な地球環境や食環境の維持・創出に貢献していきたい」とFuBEICでの研究・教育について説明がありました。

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次の研究紹介では、先端食資源機能科学部門の藤田裕之教授が農産物に含まれる機能成分の今後の可能性について、先端環境・資源科学部門の大西信弘教授が自然と農業を両立させる取り組みとしての有機農業の可能性と実践について講演しました。

最後のパネルディスカッションでは、パネリストとしてご登壇いただいた桂川市長、株式会社ファーマフーズの金武祚代表取締役社長、京都府商工労働観光部の丸山倫主任から、環境保全型農業、生物資源の循環利用、生物・環境リテラシー教育などに関する話題を提供していただくとともにFuBEICへの期待を話していただきました。これらのテーマについて討論し、未来の地球創造に向け、FuBEICを核とした農・産・公・学の連携を構築することが確認されました。 

FuBEICが目指す持続可能な地球環境と食環境の維持・創出に向け、有意義なシンポジウムとなりました。

FuBEICは、より良い未来の地球環境創造の旅へと2022年4月に船出します。

(バイオ環境学部 鈴木玲治・藤田裕之・福田裕穂)

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