シドニー工科大学と学術交流協定を締結【国際センターニュース】

2022年04月27日トピックス

京都先端科学大学は、オーストラリアのシドニー工科大学と学術交流協定を締結いたしました。本学としては、開学以来初めてとなるオーストラリアの大学との記念すべき交流協定の締結となります。本協定は、両大学の学生・教職員・研究者の相互交流、共同研究や共同プログラムの開発、学術情報・資料の共有など、双方の協力関係をより深化・発展させていくことに合意するものです。なお、このたびの協定締結は、在シドニー日本国総領事・紀谷昌彦様が、両大学をつなぐ架け橋となって下さったことで実現いたしました。

シドニー工科大学は、1988年設立の公立大学で、2022年のTHE世界大学ランキング(Times Higher Education World University Rankings 2022)では143位にランクインするなど、オーストラリア国内のみならず世界的にもハイレベルな大学です。45,000人を超える学生が在籍するオーストラリアで最も大きな大学の一つで、そのうち約12,000人がオーストラリア国外からの国際学生である、多様な学生が共に学ぶ国際的に開かれた大学です(※学生数は2021年時点)。メインとなるキャンパスは、オペラハウスで有名なオーストラリア最大の都市であるシドニーの中心部に位置し、著名な建築家がデザインを手がけた個性的でモダンな校舎を構える印象的なキャンパスです。

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このたびの協定締結に先立ち、2022年2月には、紀谷昌彦・在シドニー日本国総領事のご臨席のもと、両大学によるオンライン会談が開催されました。本学からは小関敏彦副学長、田畑修工学部長、Alberto Castellazzi工学部教授らが、シドニー工科大学からはIain Watt副学長(国際担当)、Anne Gardner工学・情報技術学部副学部長、Innes Ireland副部長(Global Engagement)が出席いたしました。会談では主として学生交流に関し活発な議論が行われたほか、産業界との連携、教員間の交流、コロナ禍における交流のあり方など、多岐に渡り意見交換が行われ、両大学の連携に向けて今後も議論を重ねていくことで一致いたしました。その後、担当者間での協議の結果、このたびの協定締結の合意に至りました。

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シドニー工科大学は、名称に「工科大学」とありますが、工学分野だけではなく、人文・社会学、ビジネス、法学、デザイン・建築、健康(看護学、スポーツ等を含む)など、本学と重なる領域での教育・研究活動も行っており、今後、本学との間において様々な分野での交流が期待されます。

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紀谷昌彦・在シドニー日本国総領事からの祝福メッセージ

日本で先端技術の研究と教育を推進する京都先端科学大学が、豪州のニュー・サウス・ウェールズ州で同分野を牽引するシドニー工科大学とのパートナーシップを新たに締結したことは、日豪間の協力強化にも資する大きな一歩であると思います。今後、両学の関係が深まり、研究者から学生まで多くの人的・学術的交流が深化することを期待しています。

(国際センター 課長 岩田淳史)


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