経済経営学部学会2022年度第4回研究会が開催されました【経済経営学部】

2022年12月23日トピックス

2022年12月21日(水)、京都太秦キャンパス西舘において、経済経営学部学会の2022年度第4回研究会が開催されました(対面ならびにオンラインによるハイブリッド開催)。今回も、本年度より本学に着任された2名の先生による研究報告が行われました。

第1報告 報告者 田口 広樹 講師

タイトル 超高齢社会における流通と買物行動―需要・供給条件に基づく買物アクセス問題発生地点の検討―

報告概要

日本は超高齢社会に入り、喫緊の流通課題が発生している。高齢化の進行や小売構造の変化において、日常の買物に困難を抱える消費者の問題が顕在化している。こうした問題は、一般に買物難民問題や買物弱者問題と称されている。本報告では、これらを買物アクセス問題と呼び、その発生メカニズムに対する考察を行なうとともに、この問題がどこで発生するのかという問題意識の下で新しい買物アクセスマップを提案することを目的とする。先行研究である農林水産省の「食料品アクセスマップ」とフードデザート問題研究の「買い物弱者マップ」の課題を整理し、作成手法を検討しながら、地域の需要条件と供給条件の2次元に基づく買物アクセスマップの作成を行う。 

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報告する田口講師

第2報告 報告者 長澤 直子 講師

タイトル タイプライター時代におけるキーボード利用の日米比較―ワープロ~PC時代へ向けてのつながりを見ることの試み―

報告概要

日本の若者はキーボード操作が苦手だと言われており、各種調査結果でもその傾向は顕著に表れている。一方、米国の若者はキーボード操作が得意だという調査結果がある。「日本人はキーボード操作が苦手だ」ということは、日本語ワープロが出てきた1980年代当時より言われていたが、なぜ日本人は苦手なのか。それは、「米国人はキーボード操作が得意だ」ということの裏返しではないのか。このことを歴史的に解き明かすために、タイプライター時代のキーボード利用を、文献調査によって日米比較することを試みる。

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報告に立つ長澤講師

(経済経営学部講師 段杰一)

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