山 愛美特任教授 『ユング心理学と錬金術―個性化の錬金術的イメージを探る』 を翻訳 【人文学部】

2023年10月18日トピックス

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人文学部心理学科の山 愛美特任教授がユング分析家エドワード・エディンジャー氏の著書 『ユング心理学と錬金術―個性化の錬金術的イメージを探る』(青土社)を岸本寛史氏と解説された書が2023年9月に発売されました。

ユング最後の主要書籍をわかりやすく解説した本書をぜひご一読ください。

山 愛美特任教授コメント

スイスの心理学者ユングの著作の中でも難解な最後の著作『結合の神秘』の冒頭部分と中世の錬金術の書物『哲学者の薔薇園』をアメリカ人のユング派分析家Edingerが読み解いたThe Mystery of the Coniunctio: Alchemical Image of Individuationを翻訳しました。このようにいうととても難しい本だと思われるかもしれませんが、これは元々Edingerが研究所で行った講義ですので、聴衆に向けて語りかけるような文体で書かれていて、比較的読みやすいと思います。私自身、Edingerの著書の翻訳は本書を含め4冊目ですが、訳しながらユング心理学について多くを学べたと感じています。錬金術と心理学が一体どのように関わるのか、興味のある方は是非手に取ってみてください。

(人文学部教授 山本淳子)

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