京都先端科学大学

京都先端科学大学

International留学・国際交流

NCC 交換留学レポート(2017年度)

更新日:2018年3月19日(月)
このエントリーをはてなブックマークに追加

アメリカのノースセントラルカレッジに交換留学している黒川一樹くんのレポートを紹介します!

2月

授業もあっという間に終盤になり、帰国に向けて最後のスパートに入ってきた。ここまで来て今まで以上に時間の経過の速さに驚いている。気温も実家と比べると依然寒く、外を出歩くことに躊躇いをもってしまうほどだ。

さて、授業だが、前学期は授業内容やプレゼンテーションなどさまざまなことで苦戦を強いられていたが、今学期は授業もしっかりと理解することができ、プレゼンテーションや授業内で自分の意見を伝えることができてきた。自分の英語力が以前よりも向上したなという感覚とともに、授業を楽しく受けることができてきた。そして以前よりも授業を積極的に受けることができた。アメリカ全土の大学で共通しているとは思うが、ノースセントラルカレッジの授業は積極性を重視しており、その積極性とそのクラスの良し悪しが左右していると感じた。より生徒が積極的になることで授業自体の質も向上すると思うので、授業はできる限り積極的に受けることにしている。積極的に受けることで授業をよりよく理解することができるようになり、なにより楽しいと思えると思う。これは日本ではあまり感じることのない経験であり、これからの人生に活かしていきたいと思った。

また授業以外でも学んだことはいかに日本という国を自分自身がしっかりと理解できていなかったかということである。アメリカはもちろん自分の生まれた国ではないため、たくさんの人(アメリカの人たち)が他の国の言語や文化について興味を持っている。しかしながら、私が友人から日本のことについて聞かれたときにすぐに答えられる質問やそうでない質問があった。それは英語力の問題だけでなく、意外と自分にとって身近な日本という国を根本的に理解できていなかったということになる。自国のことを知ることは自分自身を他の国の人に知らせることでもあり、しっかりと理解しなければならないなと感じた。

留学生活もあとほんの少しだけだが、悔いのないように生活していきたいと思う。

 

1月

いよいよ最後の学期となるウインタータームが始まった。肌を刺すような寒さが12月から続き、慣れない私はこの寒さに苦戦を強いられながら授業をスタートした。授業は冬休みが長かったせいか授業内容の理解や宿題の量に苦戦することがあった。しかしながら、授業内容であれば予習や復習をすることでより理解を深められる達成感、宿題は当たり前のことではあるがたくさんの量をその度にやり遂げたときの達成感はとても自分の自信につながっていくことを感じることができた。これはもちろん日本にいたときから体験していたが、母国語ではない完全に第二言語での授業での経験をぜひ体験してほしいと思う。
もちろん授業のほかにも友達と遊ぶこともあったのでそれを紹介したいと思う。友達とよく外食に出かけることがあり、ファストフードであるハンバーガーやピザ、ホットドッグなどはもちろんだが、他国の料理もアメリカに来てからよく食べるようになった。例えば日本でもよく食べる韓国料理や中華料理のほか、ベトナム料理やラオス料理、フランス料理など日本では口にしなかった料理を食べた。私はちなみにベトナム料理を食べてから、ベトナム料理にとても魅力を感じるようになった。ぜひいろんな国の食に触れ、その文化を感じ取ってほしいと思う。アメリカは移民の国ということもあってか、さまざまな国の文化や言語などよく見かける。レストランはその代表的な例の一つと言えるだろう。アメリカへの留学はアメリカの文化を学ぶことができることはもちろん、他のさまざまな国の文化を学ぶことができるという側面ももち合わせている。これはとても魅力的なことで、今日グローバリゼーションという言葉をよく耳にするが、これを顕著に学ぶことできるのがアメリカという国であると考える。

 

12月

12月はD-Termと呼ばれる日本でいう冬休みだった。正確な期間は1123日から1月1日までで、日本とは大きく異なっている。そのため12日には授業が始まるのである。

この長い休みを利用して他の学生は自分の家へと帰省したり、旅行に行く学生もいる。なので学校に残る学生はほんの一握りなわけではあるが、私はこの期間を学校で過ごすことにした。とはいえどもなにもしないわけではなく、ほとんどを友達と過ごすことができたため特に困ることはなかった。友達と過ごすというのも友達の家で食事をしたり、電車でシカゴまで行き美術館や博物館、観光名所などを見て回ったり、アイスホッケーなどのスポーツ観戦などをした。

もちろんこれらの日々をとても有意義な時間として過ごすことができたのだが、一番の思い出は一人でオハイオ州のクリーブランドに一人で観光し楽しめたことだ。私はアメリカに来る前から少しの時間でもいいので一人で旅をしたいと考えていた。それは自分の英語だけで旅をできるということを確認するため、シカゴ以外の場所にも行ってみたかったためである。オハイオ州のクリーブランドを選んだ理由については私がクリーブランド・キャバリアーズというバスケットボールチームを応援しており、そのチームを現地で観戦したいと考えたためである。

結果から記すと、とても満足と感じる観光をすることができた。もちろんまだまだ勉強は必要があると感じているが、第二言語の国を一人で旅することができたことに自信を持つことができた。また自分が観たかったバスケットボールの試合を観戦できたことは一生の思い出になった。

 

11月

11月は勝負の月となった。なぜなら授業の総括でもあるファイナルのテストがあったからである。

ファイナルのテストとはいわゆる日本の期末テストのようなもので、もちろんのことだがこれまで以上の勉強が必要であった。日本でも行われているが、テストの形式は大きく二種類に分けることができ、一つは筆記形式のテスト、もう一つはプレゼンテーション形式のテストである。

筆記のテストは教科書の内容を抑えたうえでその総括及び自分自身の意見をその場で考え、エッセイとして仕上げるという内容であった。このテストは普段からなるべく教科書の内容を復習していたためにあまり困ることはなかった。だがプレゼンテーション形式のテストはなかなか難しいものであった。なぜならそのプレゼンテーションが英語で行われるということはもちろんのことだが、ライティングの英語とプレゼンテーションの英語で異なった単語を使い分ける必要があったためである。プレゼンテーションに向けて友達やルームメイトに原稿を確認してもらい、その後は図書館の地下にある個室で練習をした。そのおかげもあってか、なんとかプレゼンテーション形式のテストも乗り切ることができた。

すべてのテストがこれで終わり、幸運なことにサンクスギビングデーと呼ばれるアメリカの祝日にルームメイトの家で過ごさせていただけることになった。このサンクスギビングデーに七面鳥を家族と食べることが恒例行事となっている。またブラックフライデーに近くのスーパーマーケットに行き、普段よりも大きく値下げされている商品を購入することができた。ブラックフライデーとはサンクスギビングデーの翌日の金曜日のことで、年に一度しか行われないアメリカの大セールである。大セールなだけあってスーパーマーケットの客数がいつもの十倍以上の人数を超えていた。

このように学校が終わればすぐに大きなイベントがあり、そのテストからの解放感とイベントの規模の大きさは私にとって忘れられないものとなった。

 

10月

授業が後半になり、内容も難しくなってきた。さらには宿題の量も増え、大きなレポートなどを提出しなければならないことが多くなった。授業によっては休日を利用して施設の見学などに行き、その報告書を提出しなければならないという内容の宿題もあり、なかなか休日を課題に使用することができなかった。しかしながらそれらの大変な経験を乗り越えたおかげか、今までは多いと感じていた宿題もそれほど多いと感じなくなったり、さらにはいろいろな施設などの見学に行くことができたおかげでいろいろなことを学ぶことができた。

自分が行った施設の一つを例として、シカゴに昔あった屠畜場を再利用しているという面白い施設を見学することができた。日本ではそのように屠畜場を再利用している例を自分自身聞いたことがなかったためとても興味深かった。たとえば大きなプレハブ冷蔵庫を改造してトイレに変えたり、植物工場のように食料を効率よく生産するために研究したりしていた。その施設で活動している人に話を聞くと人が手を付けなくなった施設が使用できる状態なのに使用しないのはもったいないという考え方になり、廃墟となった屠畜場を再利用していると言っていた。また活動している人たちは皆フレンドリーでとても活発的な印象を受けた。

 

 

このように授業から学ぶことももちろんあるが、授業外でも人々と話すことで新しい考え方やその人たちの価値観などを理解することができてとても勉強になっている。この他にもさまざまな活動に参加することができるチャンスがあり、またそのたくさんのチャンスを自分の時間に合わせて選ぶだけでよいため自分次第で留学生活が良くなるのか悪くなるのかということが決まるということ、そしてそのためのチャンスはたくさんあるということがよく理解することができた。

 

9月

ELIが終わりいよいよ授業が始まった。ELIでは奮闘しながらもなんとか乗り切ることができたが、実際にアメリカの授業は想像していたよりもついていくのがとても難しく、毎回の授業内にある他の学生とのディスカッションの際に理解に苦しみ、その学生たちに今何をしているのかを聞かないといけないほどであった。そして毎回の授業後にそのクラスの先生に次の授業までの宿題の確認、授業内で理解できなかった質問、予習のために次の授業で行うことを聞いた。そして授業後で聞けなかった場合はその先生のオフィスアワーを確認し、毎回のようにどのようにしていけばよいかを話し合った。とにかく自分の英語力の乏しさをカバーするために必死に毎日努力した。

しかしながら平日の金曜日が終わると友達たちと外へ食事に出かけたり、学校内にある広いグランドで行われるアメリカンフットボールのゲームを観戦し、一緒に応援したしたりした。その時間というのは平日の授業のストレスを浮き飛ばしてくれるほど楽しい時間を過ごすことができた。自分のルームメイトもとてもいい人で何か自分が困っているのを見ると必ずいつも助けてくれる。また日本にいる友達からも応援のメッセージをわざわざ送ってもらった。周りの友達のおかげで授業をよりがんばれるモチベーションになっている。

上記のようにとても大変だがとても充実していると感じている。この先に大きな中間テストが待っているが、自分のベストを尽くし良い結果をとれるように頑張るつもりだ。

 

 

 

8月

私は海外への渡航経験が友達とのグアム旅行のみで、そのグアムでは英語を使うのではなく日本語だけで楽しむことができた。今回のノースセントラルカレッジへの交換留学が私にとって初めて英語だけを使う地域となった。この交換留学へと出発する前にさまざまな用意をしてきた。例えば英語の文法書を一から解いていくこと、以前から見ていた単語本を繰り返すこと、英会話本を少しずつ読むこと、課外授業の英会話授業にできるだけ参加した。

しかしながらアメリカに到着してからは自分の想像以上に人との会話に悩まされることが多く、ファストフード店での注文でさえ相手の英語を聞き取ることが困難で、ここでも生活に不安を感じていた。

私はELI(English Language Institute)に参加したのだが、そのELIに参加したときになかなか英語が話すことができなかった私をノースセントラルカレッジの生徒である三人のカウンセラー、インターナショナルアドバイザー、インストラクターが助けてくれたおかげでなんとか約3週間乗り切ることができた。さらにノースセントラルカレッジはとてもきれいで、キャンパス内にはリスやウサギなどの動物もいて日本では想像もできないようなものばかりでとても驚いたが、教室間を歩いて移動するだけでリフレッシュすることができた。

ELIではさまざまなアクティビティがありアメリカの文化や大学があるネイパービルの文化などを学び、シカゴに行って観光をしたりした。そして一番印象に残っているのはベジーフェスと呼ばれるベジタリアンのための祭りがあり、日本でそのような祭りを目にすることがなかったので興味深く、そして人々がフレンドリーでとても楽しい時間を過ごすことができた。

ベジーフェス

 

アメリカへの留学は始まったばかりかもしれないが、ほかの国の文化を知ること、そして自分の英語力をしっかりと見直しこれからも留学生活を楽しみつつ、しっかりと自分の力を上げていきたいと思う。